制作過程を大公開1~何度だって蘇る~

こんばんは。

シルバーアクセサリーデザイナーの端くれです( `・ω・´)ノ

 

さて今回は、予告通りに制作過程をご紹介します!!!

(そんな大げさでもないw)

 

さて、改めて銀粘土の性質をおさらい

・水で柔らかくなる

・乾くと硬くなる

・電気釜で焼くことで固まる

・磨くと銀が出てくる

 

これらをなぞっていくイメージです。

 

①まず、デザインを決めたら、銀粘土をのせていきます。

今回はシリンジタイプを使いましたが、

指輪のときはこれが固形粘土だったりと、

作りたいものによって道具は使い分けます。

 

↑こんな感じです(まだ途中ですが)

 

まずは大体の線を描き、はみ出たところを切ったり、

つぎはぎな部分をペーストでつないだりしながら形を整えます。

 

②途中、形が崩れないように

ドライヤーやホットプレートの熱で乾燥させ、

適度に硬くしていきます。

乾燥してはまた塗り、

塗ってはまた乾燥させ、の繰り返し。

ドライヤー台と作業台の往復ですw

 

③石を使う場合はのっけます

(今回はそのまま焼ける人工石を使っています)

こんな色合いしようかしらー

 

これだと乗っけただけなので、

さらに石の周りを粘土で囲い、固定します。

 

④やすりなどで表面をなめらかにします。

このとき、調子に乗ると折れます!!!

(私はバッキバキになりましたw)

マジで、「うあっ!」とガチの一人叫びが漏れる。

あわてず騒がず(騒いだけど)、ペーストタイプの粘土で修復。

またドライヤーとペーストタイプの補修を繰り返し、元に戻しますw

 

⑤電気釜に入れて焼きます。

(*電気釜はまだ工房のをお借りしているので、写真は載せないでおきます。)

今回は色の飛びやすいものを使っているので、650℃で30分間。

ものによっては、800℃で10分間だったりもします。

 

ここで一息ですね。

 

銀粘土の素晴らしいところは、

途中折れても欠けても

また水分を含ませれば元に戻るので、

何度でも修復が可能なところ

 

これは本当素晴らしい。

さて、次回は電気釜からだした後の過程です。